Python × Eclipse で対話式プログラミング環境を立ち上げる
PythonはEclipseで書くのが一番
Pythonの開発環境はなかなかしっくりくるものがなく、IDLE→Pyscripter→ spyderと次々に試した結果、PythonはEclipseで書くのが一番良いという結論に至った。 改めて開発環境が生産性に及ぼす影響の大きさを感じている今日この頃。 備忘も兼ねて環境立ち上げまでの過程をまとめておく。
環境
1. Pleiadesのダウンロード→解凍
公式ページからインストール。バージョンは4.5 Marsを選択。OSがWindows7 64bitだったので64bit Full Editionを選択。言語はもちろんPython。 公式の注意にもあるように、解凍時にパスが長すぎる警告が出る場合があるのでC:\直下に置くこと。 その後、解凍後のフォルダ内にあるeclipse.exeを選択して起動。
2. 見た目を変更する
ウィンドウの外観の変更
初期設定のように明るい外観だと目が痛いのでダーク系に変更する。MoonRise UI Themeというプラグインをインストールすることで背景が黒くなる。 インストール手順は以下。 * [ヘルプ] > [新規ソフトウェアのインストール] > [作業対象]のプルダウンからEcripseのバージョン名を選択 > [フィルター入力]に"Marketplace"と入力すると出てくるソフトウェアをインストールする。 * インストール後に再起動すると [ヘルプ] > Eclipseマーケットプレースが追加されているので選択。 * "MoonRise UI Theme"で検索すると見つかるプラグインをインストール。
カラーテーマの変更
[ウィンドウ] > [設定] > [一般] > [外観] > [テーマ] > [色テーマ] から変更できる。 私はEclipse Color ThemesからRainbowDropsをダウンロードしてきて使っている。
フォントの変更
お好みでフォントも変更する。ウィンドウ>一般>外観>テーマ>色とフォントの項目の"テキスト・フォント"を編集すればOK。私は大きめの表示が好きなのでConsolas 12 ptに変更した。 余談になるが、このままだと日本語フォントが汚らしくて気に入らないという方は、こんなやり方でConsorasと任意の日本語フォントを合成して使うことができるらしいのでお試しあれ。
以上で見た目の変更は一通り完了。
3. PyDevのカスタマイズ
対話式コンソールの設定
- [ウィンドウ] > [ビューの表示] > [コンソール]でコンソールウィンドウを開く
- コンソールウィンドウ右上の[コンソールを開く] > [PyDev Console(3)]を選択する
- [Python console]を選択して、そのあとPython2系か3系か好きなほうを選べばOK。
色の設定もやってしまおう。 [ウィンドウ] > [設定] > [PyDev] > [対話式コンソール] でカラーを選択できる。以下のように設定するとMoonrise UI Themeとマッチしてgood。(Moonrise UIのコンソール色設定と合わせた設定)
設定項目 | 赤 | 緑 | 青 |
---|---|---|---|
標準出力色 | 235 | 235 | 235 |
標準エラー色 | 225 | 30 | 46 |
標準入力色 | 140 | 175 | 210 |
プロンプトの色 | 0 | 255 | 0 |
背景色 | 35 | 35 | 35 |
DebugConsole background color | 35 | 35 | 35 |
追記(2016/05/18)
斜体の日本語フォントがおかしいので、設定で斜体にならないように変更する。
[ウィンドウ] > [設定] > [PyDev] > [エディター]の外観色オプションから、斜体にチェックが入っているオプションのチェックを外していく。 コメントだけ修正するのであれば、"Unicode"オプションのチェックを外せばOK。その後[適応]ボタンを押す。
以上の設定をしておけば、日本語フォントも正常に表示される。 (対症療法な感じが気持ち悪いが、妥協する。)
これで対話形式で試しながらプログラミングできる環境が整った。 次回はテスト駆動開発の環境を整える。